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高分子化学:リン酸塩で可能になった、フッ化物再利用のためのメカノケミカルPFAS破壊
Nature 640, 8057 doi: 10.1038/s41586-025-08698-5
ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)は、人間の健康に悪影響を及ぼすために公的部門や民間部門の注目を集めている、難分解性で生物蓄積性の人為起源汚染物質である。非ポリマー機能性化合物(ペルフルオロオクタン酸やペルフルオロオクタンスルホン酸)に重点を置いて、PFASを分解するさまざまな技術が展開されているものの、アップサイクル用のフッ素回収と組み合わせた一般的なPFAS破壊方法が非常に望ましい。今回我々は、フッ素プラスチックであるポリテトラフルオロエチレンやポリフッ化ビニリデンを含む複数種類のPFASを高価値のフッ素化学物質に変換するプロトコルを公表する。これを実現するため、PFASを、無溶媒メカノケミカル条件下でリン酸カリウム塩と反応させた。この無機化プロセスによって、フッ素を、フッ素化化学反応向けのKFやK2PO3Fの形で回収することが可能になった。リン酸塩は回収して再利用できることから、リンのサイクに悪影響を及ぼさないことが示唆される。従ってPFASは、破壊可能なだけでなく、今や持続可能な循環型フッ素経済への貢献が期待される。

