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細胞生物学:RUNX2は肺胞繊維芽細胞から病原性繊維芽細胞への遷移を介して繊維症を促す

Nature 640, 8057 doi: 10.1038/s41586-024-08542-2

肺繊維症の特徴は、肺繊維芽細胞が異常に活性化されることで、過剰な細胞外マトリックスを産生する病原性繊維芽細胞へと遷移することである。従って、病原性繊維芽細胞の生成を促す主要な調節因子を特定すれば、疾患進行への効果的な対策を開発するための情報を得ることができる。本研究で我々は、肺繊維症の2つのマウスモデルを用いて、肺胞形成中に生じるLEPR+繊維芽細胞が、主要な構成要素としてSCUBE2+肺胞繊維芽細胞を含むことを示す。次に、これらの肺胞繊維芽細胞の多くは、CTHRC1+POSTN+病原性繊維芽細胞となる。POSTN+病原性繊維芽細胞を遺伝学的に除去すると、繊維症が軽減された。scRNA-seqデータとscATAC-seqデータの包括的な解析から、RUNX2が繊維症遺伝子の主要な発現調節因子であることが明らかになった。これと一致して、LeprcreERT2またはScube2creERT2によりRunx2を条件的に欠損させると、病原性繊維芽細胞の生成、細胞外マトリックスの沈着、肺繊維症が減少した。従って、SCUBE2+肺胞繊維芽細胞を含むLEPR+細胞は、病原性繊維芽細胞の主要な供給源であり、Runx2の標的化は肺繊維症の有望な治療選択肢となる。

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