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生態学:地球温暖化に対する両生類の脆弱性
Nature 639, 8056 doi: 10.1038/s41586-025-08665-0
両生類は最も危機に瀕している脊椎動物であるが、上昇する気温に対するその復元力はいまだ十分には理解されていない。これは主として、高温耐性に関する知識に分類学的および地理的な偏りがあるためで、その結果、全球的な気候脆弱性評価の信頼性が損なわれている。本研究で我々は、系統発生学的情報を取り入れたデータインピュテーションの手法を用いて、両生類種の60%の高温耐性を予測するとともに、熱的なレフュジア(避難地)での日々の気温変動に対するそれらの脆弱性を評価した。その結果、調べた5203種のうち104種(2%)が、現在、陸上の日陰環境で過熱事象にさらされていることが分かった。高温耐性の可塑性を考慮しても、全球の気温が4℃上昇すると影響の深刻度に重大な変化が生じ、7.5%の種は生理的限界を超えることになる。南半球では、熱帯種が極端に多くの過熱事象に直面しているのに対し、北半球では、非熱帯種が強い影響を受けていた。これらの知見は、過熱リスクの一般的な緯度勾配に関する証拠に異を唱えるものであり、脆弱性の評価において気候の変動性を考慮することの重要性を強調している。我々が示す推定値は、より気温の低い日陰の微小環境の利用を想定した控えめなものである。そのため、地球温暖化の影響はおそらく我々の予測を上回ることになるだろう。微気候を明示的に扱った我々の分析は、熱波時に両生類を守る上で植生と水塊が極めて重要であることを示している。そうした微小生息地の特徴を保存・管理するための早急な方策が求められる。

