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細胞生物学:パーキン–PINK1とOMA1によるミトコンドリア融合の二重調節
Nature 639, 8055 doi: 10.1038/s41586-025-08590-2
ミトコンドリアストレス経路は、細胞の障害からミトコンドリアの健全性を保護している。しかし、生理的条件下でのその役割についてはほとんど分かっていない。今回我々は、18種類の全身および組織特異的なシングル、ダブル、トリプルのノックアウトおよび変異体のマウスを用いて、体系的なミトコンドリア形態解析、ノンターゲットメタボロミクス、RNA塩基配列解読を行い、ユビキチンE3リガーゼのパーキンとメタロプロテアーゼのOMA1という2つのストレス応答系の間に相乗効果を発見した。この相乗効果は、外膜のGTPアーゼMFN1と内膜のGTPアーゼOPA1を介したミトコンドリアの融合によって、ミトコンドリアの構造とゲノムを保護している。パーキンかOMA1のどちらかを個別に喪失させてもミトコンドリアの完全性には影響を与えないが、両者の喪失を組み合わさると、体サイズの縮小、運動量低下、早期死亡、ミトコンドリア異常、自然免疫応答が引き起こされた。従って我々のデータは、外因性ストレスがない場合でも、パーキンとOMA1が、2つの膜でミトコンドリアの融合を制御する二重の調節機構を維持していることを示している。

