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免疫学:組織常在性記憶CD8 T細胞の多様性は時空間的にインプリンティングされている

Nature 639, 8054 doi: 10.1038/s41586-024-08466-x

組織常在性記憶CD8 T(TRM)細胞はバリア部位で感染を防いでいる。小腸では、TRM細胞には少なくとも2つの異なる亜集団が存在し、一方はエフェクター分子の発現が高く、他方は記憶能が高い。しかし、この多様性の起源はまだ分かっていない。今回我々は、異なる組織ニッチがTRM細胞の表現型不均一性を駆動すると提案した。我々はこの仮説を検証するために、ヒト試料の空間トランスクリプトミクス、急性全身性ウイルス感染のマウスモデル、光学的にコードされた遺伝子摂動をプールするために新しく確立した戦略を活用して、病原体特異的TRM細胞の分化の位置、相互作用、トランスクリプトームを単一転写産物分解能でプロファイリングした。我々は、計算手法を開発して、小腸の3つの解剖学的軸に沿って細胞の位置を捉え、細胞タイプと遺伝子発現の時空間分布を視覚化した。我々の研究から、腸構造の領域化されたシグナル伝達が、2つの異なるTRM細胞状態、すなわち絨毛上部に位置する分化したTRM細胞と、絨毛下部の前駆細胞様TRM細胞を支えていることが分かった。この多様性は、異なるリガンド–受容体活性、サイトカイン勾配、特殊化した細胞接触によって仲介される。抗原特異的CD8 T細胞によってTGFβあるいはCXCL9およびCXCL10の感知を遮断することで、解剖学的に定められた初期運命指定と一致するモデルが明らかになった。まとめると、組織免疫ネットワーク研究のための我々の枠組みは、T細胞の位置と機能状態が根本的に結び付いていることを明らかにするものである。

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