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神経科学:海馬ニューロンの活動は動作計画と連携している
Nature 639, 8053 doi: 10.1038/s41586-024-08397-7
海馬のニューロンは、空間、時間、感覚的合図、報酬、動作などの異なる変数と相関しており、その同調の度合いは実行中の課題の要求次第で変わる。しかし、このような多様な同調が海馬ネットワーク内の別々の機能に対応するのか、あるいはこのような観察結果がもっと包括的な演算によって説明できるのかは分かっていない。今回我々は、外部由来の合図と内的な演算の寄与を分離するために、空間、聴覚音、報酬、文脈がそれぞれ異なる関連性で並置されるマウスの課題を開発した。高密度電気生理記録を行った結果、海馬ニューロンがこれらのモダリティーのそれぞれに同調していることが明らかになった。移動の経路と動作シーケンスを比較した結果、外部変数が海馬の発火に与える直接的な影響は限定的であることが分かった。むしろ、スパイクは稼働中の動作計画の影響を受け、目標の不確実性によって調節されていた。今回の結果は、内的に生じる細胞集団シーケンスが、意図的な目標に向かう動作計画によって選択され、更新されていることを示唆している。海馬ニューロンのスパイクが異なる感覚モダリティーに明らかに同調していることは、外部の合図を表現するためではなく、課題内で与えられた動作進行に合わせるために生じているのかもしれない。

