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免疫学:主要な皮膚常在菌に対する抗体応答の発見と改変

Nature 638, 8052 doi: 10.1038/s41586-024-08489-4

偏在する皮膚常在菌である表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)は、非感染条件下においても前もってCD8+ T細胞応答を誘導する。しかし、この抗常在菌免疫プログラムの範囲と意義は十分に明らかにされておらず、治療での利用可能性には制約がある。今回我々は、この常在菌がまた、ヒトや非ヒト霊長類で保存されている、強力かつ持続的で特異的な抗体応答を誘導することを示す。表皮ブドウ球菌の一連の細胞壁変異体によって、細胞表面タンパク質であるAapが主たる標的であることが明らかになった。我々は、Aapの平行βヘリックスドメインを破傷風毒素のC断片で置き換えた表皮ブドウ球菌株をマウスに定着させることによって、致死性のチャレンジに対してマウスを防御する強力な中和抗体応答を誘導した。同様にAap-SpyCatcherキメラを発現する表皮ブドウ球菌株は、組換え免疫原と結合させることが可能となり、そうして標識された常在菌は、鼻や肺の粘膜におけるロバストなIgA応答など、生理学的な定着条件下で高い抗体価を誘導した。このように、ありふれた皮膚常在菌に対する免疫には、T細胞とB細胞の協調的な応答が関与しており、B細胞の応答は病原体に対する新たなタイプの局所ワクチンとして応用可能である。

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