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免疫学:皮膚での自律的な抗体産生は宿主–微生物相相互作用を調節する

Nature 638, 8052 doi: 10.1038/s41586-024-08376-y

微生物相はそれぞれのバリア部位に定着し、宿主の生理機能を広範に制御している。しかし、定着した微生物は、十分に制御できない場合、炎症を促進して全身性の感染を誘導する場合もある。各バリア組織において宿主とその微生物相との共存を制御するために使われている固有の戦略は、大部分がまだ明らかにされていない。今回我々は、皮膚における宿主–微生物相の共生は、皮膚が自律的なリンパ器官として機能する能力に依存していることを明らかにする。注目すべきことに、皮膚で新たな共生細菌に遭遇すると、いずれもランゲルハンス細胞によって制御される、2つの並列する応答が促されることが分かった。一方で、皮膚の共生細菌はリンパ節で免疫グロブリンG1(IgG1)やIgG3抗体応答と関連する古典的な胚中心の形成を誘導する。他方で、こうした微生物の定着は、皮膚で三次リンパ器官の発生を引き起こし、これらは局所的にIgG2bやIgG2c応答を維持できる。これらの現象は、制御性T細胞が濾胞性ヘルパーT細胞へ変わる能力に支えられている。皮膚での自律的な抗体産生は、微生物の局所生物量の制御だけでなく、続いて起こる同一微生物による全身性感染の制御にも十分である。まとめるとこれらの結果は、微生物共生および潜在的な病原性の両方の制御を可能にする、微生物相に対する体液性応答の区画化を明らかにしている。

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