Review

神経免疫学:健康と疾患における神経免疫コネクトーム

Nature 638, 8050 doi: 10.1038/s41586-024-08474-x

神経系と免疫系は、生物の環境変化への適応において相補的な役割を担っている。しかし、神経系と免疫系の間のクロストーク、つまり神経免疫相互作用を仲介する機構は、ほとんど解明されていない。本総説で我々は、中枢神経系(CNS)に主眼を置き、CNSの免疫シグナルへの応答やCNS活動の免疫学的結果といった、神経免疫コミュニケーションに関する理解の進歩をまとめる。我々は、これらのテーマを、主に神経学的疾患、免疫の制御、複雑な行動の調節との関係に着目して論じる。また、神経免疫コネクトームの研究に結び付けられる重要性と課題についても考察する。神経免疫コネクトームは、体内の神経免疫相互作用の総体と定義されており、疾患の発症機構や治療手法を特定するための概念的枠組みになるからである。さらに我々は、最新技術によって神経免疫コネクトームの理解がどのように深まり得るかを検討するとともに、この分野の未解決の問題を明示する。

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