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社会科学:学術界での昇進評価における地域的傾向と機関ごとの傾向
Nature 638, 8050 doi: 10.1038/s41586-024-08422-9
研究業績の評価は、最高水準の質を維持する上で重要なツールであると広く認識されており、選択と競争が前進を促すと考えられている。学術機関は、採用と昇進に関して重要な決定を下す必要がある一方で、自身も研究評価の対象になるという外部圧力に直面している。本論文で我々は、キャリアの前進のための研究評価に関する展望について、特に正教授職への昇進に焦点を合わせて報告する。この研究は、グローバルノース32カ国とグローバルサウス89カ国に及ぶ、190の学術機関からの314の方針と58の政府機関からの218の方針に基づいて行われた。さまざまな昇進基準がどの程度の頻度で言及されるのかを調査し、統計解析を行って方針間の共通点と相違点を推定した。より地理的に限定した研究で明らかにされたことと一致して、定量的な評価法は依然としてよく使われているものの普遍的なものではないことが明らかになった。グローバルノースとグローバルサウスの間、そして学術機関と政府機関の方針の間には違いが認められたが、学術分野間の違いは小さいことが分かった。計量書誌学的指標を優先する傾向は、高中所得国の方がより顕著であった。多少のばらつきはあるものの、多くの昇進方針は、多様性を受け入れるのではなく、特定のキャリアパスが規範的になることを前提としていた。その結果、研究者の機会が制限される。これらの結果は、現行の慣例に疑問を投げ掛けており、研究者、研究管理者、各国政府にとって、戦略的な示唆を与えるものである。

