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天文学:6億歳の宇宙における星団からの低質量銀河の形成

Nature 636, 8042 doi: 10.1038/s41586-024-08293-0

これまでに発見された最も遠方の銀河は、宇宙が現在の年齢のわずか5%だった時代のものである。この時代では、現在の天の川銀河のような銀河の先祖は、およそ1万分の1の質量であった。重力レンズ効果による増光とジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)を併用することで、これらの低質量銀河を発見できるだけではなく、詳細に研究することも可能である。本論文で我々は、zspec = 8.296 ± 0.001に位置する、強力な重力レンズ効果を受けた銀河のJWSTによる観測の結果について報告し、カナックス(CANUCS、カナダの大規模銀河サーベイ)の観測結果から、広がったアーク成分とその内部に位置する大質量の星団(ファイヤーフライ・スパークル)の特徴を明らかにする。ファイヤーフライ・スパークルは、初期の形成段階にある、若くガスの豊富な銀河の特性を示している。この銀河の質量は10個の星団に集中しており(全体の質量の49~57%)、個々の質量は105M☉から106M☉の範囲にある。これらの空間的に分解されていない星団は、高い星質量面密度(> 103M☉ pc−2)を持ち、天の川銀河の球状星団や近傍銀河の若い星団の面密度を上回っている。中心部の星団は、星雲に支配的なスペクトル、低い金属量、高いガス密度、高い電子温度を示し、これは、重い星の割合が大きい(top heavy)初期質量関数を示唆している。これらの観測結果から、6億歳の宇宙における初期段階の典型的な銀河に関する、最初の分光測光学的な知見がもたらされた。

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