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生物地球化学:全球規模の植生の日降雨量変動に対する大きな感度
Nature 636, 8042 doi: 10.1038/s41586-024-08232-z
降雨事象は、全球的に頻度が低下しているが、変動する気候の下ではより強度が増し、そのため年間総降雨量とは無関係に陸域植生に対する気候条件が変化している。しかしながら、日降雨量変動の変化が、どのように全球の植生の光合成と成長に影響を与えているかはよく分かっていない。今回我々は、人工衛星による複数の植生指標と、光合成と成長を示す野外観測の結果を用いて、全球の年間規模の植生指標は、年ごとの総降雨量とは独立に、降雨の日頻度と日強度に敏感であることを見いだした。具体的には、人工衛星による植生指標が、植生に覆われた地表の42%にわたって日降雨量変動に敏感であることが見いだされた。平均すると、日降雨量変動に対する植生の感度は、年間総降雨量に対する植生の感度とほぼ同じ(95%)である。さらに、湿度の高い日の頻度と強度が、年間降雨量変化と同様の規模と空間的広がりで変化すると予測されることが見いだされた。全体として、今回の研究結果は、日降雨量変動とその傾向が全球の植生の光合成に影響を及ぼしており、炭素循環と食料安全保障に影響を及ぼす可能性があることを示唆している。

