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生理学:成体頭蓋骨の骨髄は増殖力とレジリアンスのある造血リザーバーである

Nature 636, 8041 doi: 10.1038/s41586-024-08163-9

骨髄の微小環境は、造血幹細胞の自己複製と運命に対する極めて重要な調節要因である。加齢、慢性炎症、その他の傷害は、骨髄の機能を弱めることで、造血に負の影響を与えると考えられているが、骨の区画が違うと微小環境の特性や機能的レジリアンスも異なるのかどうかは不明である。本研究で我々は、画像化、薬理学的手法、マウス遺伝学を用いて、成体と老齢期の頭蓋骨の骨髄が持つ特殊な性質を明らかにする。具体的には、頭蓋骨の骨髄は生涯にわたって血管の成長を伴う増殖性を維持し、その結果、総造血産生に対する貢献度が増していくことを示す。さらに、頭蓋骨は炎症促進性サイトカインの上方調節や脂質生成、血管完全性の喪失といった、加齢の主要な特性からほぼ保護されている。頭蓋骨の血管系と骨髄で顕著に見られる急速で動的な変化は、妊娠などの生理学的変化によって誘導されるだけでなく、脳卒中や実験的な慢性骨髄性白血病などの病理学的変化でも生じる。これらの応答は、最もよく研究されている骨髄区画である大腿骨とは大きく異なる。我々は、頭蓋骨は、保護され動的に増殖する骨髄微小環境を有しており、このことは実験的研究や、おそらくはヒトでの臨床治療に関連すると考える。

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