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生態学:森林が減少した熱帯地域における自然な再生の世界的な潜在能力

Nature 636, 8041 doi: 10.1038/s41586-024-08106-4

森林の広範な復元は、自然に基づく持続可能な開発目標を達成し、さまざまな社会的・環境的利益を生み出すための重要な戦略である。しかし、大規模な森林の復元を実現するには、コスト効率の高い方法が求められる。劣化した景観における植林は、一般的ではあるが高コストの森林復元法であり、類似の条件下での自然な再生の技術と比較すると、得られる森林の生物多様性が低くなる場合が多い。本論文で我々は、汎熱帯自然林の現在の空間分布(2000~2016年)を評価し、それを用いて、熱帯の森林に覆われた国々および複数の熱帯林バイオームにわたって自然な再生の潜在能力を30 mの空間解像度で示したモデルを提示する。我々は、2億1500万haの地域(メキシコ全土を上回る面積)が自然な森林再生の潜在能力を持つと見積もった。これは、30年間で23.4 Gt C(範囲は21.1~25.7 Gt)という地上の炭素隔離能力に相当する。この推定される潜在能力の52%は、ブラジル、インドネシア、中国、メキシコ、コロンビアの5カ国が占めており、自然な再生能力を活用する復元イニシアチブを目標とする必要性が浮き彫りになった。本研究の結果は、自然な再生の幅広い機会を活用して国家および世界の環境アジェンダの達成に寄与する、さらに広範で公平な意思決定プロセスを促進するものである。

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