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微生物学:mRNA ADPリボシルトランスフェラーゼを介する翻訳阻害による抗ウイルス防御

Nature 636, 8041 doi: 10.1038/s41586-024-08102-8

宿主と病原体の攻防は分子的イノベーションのるつぼである。病原体に対する免疫に選択が起こることが、バクテリオファージに対する細菌の防御などにおいて、生物学的性質全体にわたって巧みな免疫機構の進化を推進してきた。本研究で我々は、T偶数系ファージファミリーによる感染に対してロバストな防御をもたらす、広範に分布している抗ファージ防御系CmdTACの特性を明らかにする。我々の結果は、CmdCがウイルスキャプシドタンパク質を感知することによって感染を検知し、最終的に、毒性のあるADPリボシルトランスフェラーゼであるエフェクタータンパク質CmdTの活性化につながるというモデルを支持する。新たに合成されたキャプシドタンパク質が、CmdTAC複合体からシャペロンCmdCの解離を引き起こすことで、抗毒素CmdAの不安定化と分解を引き起こし、結果的にCmdT ADPリボシルトランスフェラーゼが遊離することが分かった。興味深いことにCmdTは、他のADPリボシルトランスフェラーゼの既知の標的であるタンパク質やDNA、構造を取ったRNAを標的としない。その代わり、CmdTは一本鎖RNA内のGAジヌクレオチドのアデニンのN6位を修飾して、mRNAの翻訳停止やウイルスの複製阻害を引き起こす。我々の研究は、抗ウイルス防御の新たな機構と、これまで知られていないが広範に分布する、mRNAを標的とするADPリボシルトランスフェラーゼのクラスを明らかにしている。

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