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微生物学:共生細菌コンソーシアムは生態学的制御により腸内細菌科細菌を除去する

Nature 633, 8031 doi: 10.1038/s41586-024-07960-6

長期にわたる抗生物質使用や炎症性疾患の結果として、腸において病原性の可能性のある微生物が持続的に定着し増殖することがあるため、免疫調節異常や組織損傷が永続し得る。グラム陰性の腸内細菌科(Enterobacteriaceae)の病原性腸内細菌は、従来の抗生物質治療に特に抵抗性であるが、多数の新たな証拠から共生細菌相の操作が実用的な代替治療戦略となる可能性が示唆されている。今回我々は、健康なヒトの糞便試料から、腸において腸内細菌科細菌を強力かつ特異的に抑制できる複数の共生細菌コンソーシアムを単離し、絞り込んだ。この詳細に検討された細菌コンソーシアムの1つは、18の共生細菌株から構成されていて、グルコン酸の利用性を調節することで生態学的ニッチを効果的に制御し、これによってマウスにおいて定着抵抗性を回復して、クレブシエラ属(Klebsiella)細菌や大腸菌属(Escherichia)細菌による腸炎症を軽減した。これらの活性を生菌療法の形で利用することは、炎症促進性や薬剤耐性がある腸内細菌科細菌の感染の増大しつつある脅威と闘うための有望な解決策となる可能性がある。

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