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代謝:視床下部の病原性細胞外マトリックスが代謝性疾患を促進する
Nature 633, 8031 doi: 10.1038/s41586-024-07922-y
肥満や2型糖尿病などの代謝性疾患は、インスリン抵抗性を特徴とする。視床下部弓状核(ARC)内の細胞は代謝の調節に重要であり、代謝性疾患の進行に伴ってインスリン抵抗性になるが、これらの機構については完全には解明されていない。本研究で我々は、ARCニューロンを取り囲んでいる、ペリニューロナルネットと呼ばれる特殊なコンドロイチン硫酸プロテオグリカン細胞外マトリックスの役割について調べた。代謝性疾患では、ARCのペリニューロナルネットの増強とリモデリングが起こることで、インスリン抵抗性と代謝機能障害が引き起こされる。肥満マウスにおいて、酵素または小分子によってペリニューロナルネットを破壊すると、脳へのインスリンの到達が改善され、ニューロンのインスリン抵抗性の解消と代謝的な健康の向上が見られた。我々の知見により、ARC細胞外マトリックスのリモデリングが、代謝性疾患を引き起こす根本的な機構であることが特定された。

