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生態学:複数の生息地からなる景観はより多様かつ安定で機能的に優れている
Nature 633, 8028 doi: 10.1038/s41586-024-07825-y
保全や修復、土地管理は、ますます景観規模で行われるようになっている。しかし、種間相互作用のデータは一般的に特定の生息地やギルドに関したものであるため、そうした相互作用が具体的にどのように複数の生息地を結び付け、群集の安定性と機能に景観規模で影響を与えるのかについては、あまり理解されていない。今回我々は、複数ギルドの種間相互作用データ(1つ、2つまたは3つの生息地を有する景観から収集された、植物–花粉媒介者群集および3種類の植物–植食者–捕食寄生者群集)、野外実験、モデル化手法を組み合わせることにより、複数の生息地からなる景観では、種および相互作用の均等度がより高く、種間相互作用がより相補的で、種の喪失に対する堅牢性がより一貫していることを示す。こうした創発的なネットワーク特性は、生息地がより多い景観での花粉媒介の成功率を高めており、これは、構成要素である生息地網を単純に合算するだけでは説明できない。景観の組成を、群集構造を通じて生態系機能と結び付けることで、隣接する複数の生息地が景観規模の生態系サービスを支え得る仕組みが明らかになった。

