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微生物学:ユーリアーキオータ門ではないメチル還元型メタン生成菌の単離

Nature 632, 8027 doi: 10.1038/s41586-024-07728-y

メタン生成アーキアはメタン放出の主な原因であり、炭素循環および地球温暖化に極めて重要な役割を担っている。メタン生成菌は最近までユーリアーキオータ門しか知られていなかったが、メチル補酵素M還元酵素複合体をコードする遺伝子が他のアーキアのクレードにも存在することがメタゲノム研究で明らかにされたため、メタン生成は分類学的により広範に広がっていると想定されるようになった。しかし、そうしたユーリアーキオータ門以外のメタン生成菌を実験室で培養して、その潜在的なメタン生成能や生理機能を裏付けることは行われていなかった。本論文で我々は、油田から好熱性アーキアのLWZ-6株を単離したことを報告する。このアーキアは、テルモプロテオータ(Thermoproteota)門のメタノスラチノコリア(Methanosuratincolia)綱(当初は「Candidatusバーストレターキーオータ〔Verstraetearchaeota〕門」とされていた)に分類される。Methanosuratincola petrocarbonis LWZ-6株は、厳密な水素依存性のメチル栄養性メタン生成菌である。過去のメタゲノム研究ではメタノスラチノコリア綱アーキアの発酵能が推測されていたが、LWZ-6株は、糖類、ペプチド、アミノ酸の発酵を行わなかった。そのエネルギー代謝はメタン生成のみに関連しており、メタノールおよびモノメチルアミンが電子受容体、水素が電子供与体となっている。比較(メタ)ゲノム解析の結果、水素依存性のメチル栄養性メタン生成はメタノスラチノコリア綱に広く見られる形質であることが確認された。我々の知見は、メタン生成菌の多様性が旧来のユーリアーキオータ門の枠を超えて広がっていることを裏付けるとともに、世界的なメタン放出および炭素循環で水素依存性のメチル栄養性メタン生成が重要であることを示している。

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