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考古学:ストーンヘンジの祭壇石のスコットランド起源

Nature 632, 8025 doi: 10.1038/s41586-024-07652-1

イングランド南部にあるストーンヘンジの、新石器時代の環状列石(ストーンサークル)に用いられている巨石の起源を解明することは、先史時代ブリテンの文化と接続性に関する知見をもたらす。中心に横置きされた砂岩の巨石である祭壇石の産地はいまだ不明であり、最近の研究でアングロウェルシュ盆地起源は否定されている。今回我々は、祭壇石の砕片の内部から得た砕屑性のジルコン粒子、リン灰石(アパタイト)粒子、ルチル(金紅石)粒子の年代と化学的性質を報告する。祭壇石の破片に含まれる砕屑性ジルコンは大部分が中原生代および太古代のものからなるのに対し、ルチルとリン灰石は中期オルドビス紀のものが支配的であった。これらの粒子年代は、グランピアン(約4億6000万年前)の火成活動によってオーバープリントされたローレンシアの根源的な結晶化地域に由来することを示している。ブリテンおよびアイルランド全域の堆積物パッケージに対する砕屑年代の比較からは、スコットランド北東部のオルカディアン盆地の旧赤色砂岩との顕著な類似性が明らかになった。こうした起源は、重さ6トンに達する成形岩塊であるこの祭壇石が、現在地から少なくとも750 km離れた場所に産したことを意味している。そうした巨大な積み荷を、スコットランドから地形的な障壁を乗り越えて長距離にわたり陸上輸送することは困難であるため、この巨石は海上輸送されたと考えられる。そうした経路決定は、新石器時代のブリテン島内の輸送を伴う高度な社会組織を示している。

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