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免疫学:インターフェロンは全身性エリテマトーデスにおいてAHR–JUN軸を抑制してCXCL13+ T細胞を促進する
Nature 631, 8022 doi: 10.1038/s41586-024-07627-2
全身性エリテマトーデス(SLE)は、T細胞とB細胞の病的な相互作用によって引き起こされる典型的な自己免疫疾患である。SLEの特徴としては、B細胞を補助する2つの細胞集団である濾胞性ヘルパーT(TFH)細胞と末梢性ヘルパーT(TPH)細胞の増殖がある。ヒトのTFH細胞とTPH細胞の特徴として、B細胞の遊走因子であるCXCL13の高レベルの産生があるが、T細胞のCXCL13産生の調節や、CXCL13+ T細胞と他のT細胞状態の間の関係についてはまだ不明である。今回我々は、SLE患者においてCD4+ T細胞の表現型に不均衡が起きており、PD-1+/ICOS+ CXCL13+ T細胞が増加し、CD96hi IL-22+ T細胞が減少していることを突き止めた。CRISPRスクリーニングを用いて、アリール炭化水素受容体(AHR)が、ヒトCD4+ T細胞によるCXCL13産生の強力な負の調節因子として特定された。トランスクリプトミクス、エピジェネティクスおよび機能研究では、AHRはAP-1ファミリーメンバーのJUNと連携して、CXCL13+ TPH/TFH細胞の分化を妨げ、IL-22+表現型を促進することが実証された。また、SLEの病原性ドライバーであるI型インターフェロンは、AHRおよびJUNに拮抗して、T細胞によるCXCL13産生を促進した。これらの結果から、CXCL13+ TPH/TFH細胞は22型ヘルパーT(TH22)とは反対側の極性軸上にあることが分かり、AHR、JUNおよびインターフェロンが、これらの多様なT細胞状態の主要な調節因子であることが示された。

