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神経科学:雌のショウジョウバエの腹側神経索のコネクトーム再構成
Nature 631, 8020 doi: 10.1038/s41586-024-07389-x
脳が行動を制御する仕組みについて理解を深めるには、神経回路を、それらが制御する筋肉に至るまでマッピングする必要がある。本研究で我々は、キイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)の成虫雌の腹側神経索(VNC;脊椎動物の脊髄のように機能し、身体の感知と制御を担う)の電子顕微鏡データセットにおいて、自動化ツールを用いてニューロンの区分化とシナプスの特定を行った。その結果、ショウジョウバエのVNCには、約4500万個のシナプスと約1万4600個の神経細胞体が含まれることが分かった。我々は、コネクトームの出力を解釈するために、遺伝子ドライバー系統とX線ホログラフィックナノトモグラフィーを用いて、肢と翅の運動ニューロンが標的とする筋肉をマッピングした。そして、この運動ニューロンアトラスを使い、飛び立ちの際に肢と翅の動きを調整する神経回路を特定した。神経系が行動を制御する仕組みについての実験研究や理論研究を支援する情報資源として、我々は、VNC回路の再構成データ、運動ニューロンアトラス、プログラム的でインタラクティブなアクセスのためのツールを提供する。

