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感覚神経科学:クラウゼ小体は性行動の生殖器振動触覚センサーである

Nature 630, 8018 doi: 10.1038/s41586-024-07528-4

クラウゼ小体は、1850年代に発見された、生殖器などの粘膜皮膚組織に見られる感覚構造である。クラウゼ小体の生理的性質や機能は、発見以降長らく不明なままだった。本論文で我々は、マウスの陰核と陰茎のクラウゼ小体の解剖的および生理的な性質と、性行動におけるそれらの役割について報告する。我々は、クラウゼ小体は、陰茎に比べて陰核に高密度に分布することを見いだした。我々は、マウスにおいて遺伝学的技術を用いることで、陰核および陰茎の両方のクラウゼ小体を神経支配していて脊髄の独特な感覚終末領域に投射する、2種類の異なる体性感覚ニューロンサブタイプを特定した。in vivoでの電気生理実験とカルシウム画像化実験により、クラウゼ小体求心性ニューロンの2種類のタイプはいずれもA繊維で順応が速く閾値の低い機械受容器であり、陰核または陰茎への絶えず変化する軽い接触と機械的振動(40〜80 Hz)に最適に調整されていることが分かった。機能的には、クラウゼ小体の求心性終末選択的に光遺伝学的によって活性化すると、雄マウスでは陰茎の勃起、雌マウスでは膣の収縮が誘発されたのに対し、クラウゼ小体を遺伝的に欠失させると、雄では挿入と射精が障害され、雌では性的受容性が低下した。従って、陰核と陰茎のクラウゼ小体は、性的二型性の生殖行動を媒介する、非常に鋭敏な機械振動感知器である。

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