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植物進化学:マダガスカルにおけるバオバブ類の出現
Nature 629, 8014 doi: 10.1038/s41586-024-07447-4
バオバブの木(アダンソニア属の高木類)は、その印象的な形状と、動物相との独特な関係性から、極めて大きな注目を集めてきた。目を見張るようなこれらの木々はまた、人類の文化にも影響を及ぼし、無数の芸術や伝説、伝統に着想を与えてきた。今回我々は、現生のバオバブ類全8種のゲノム塩基配列を解読し、マダガスカルが、現生系統の起源の中心と見なされるべきであると主張する。現生バオバブ類の起源の中心は、その進化史の重要な問題であった。ゲノム解析と生態学的分析の統合によって、バオバブ類の網状進化と、それが最終的に現在見られる種の多様性につながったことが明らかになった。マダガスカルのバオバブ類の過去の個体群動態は、種間競争と島の地質史(特に局地的な海水準の変化)の両方から影響を受けてきた可能性がある。マダガスカルのバオバブ種、とりわけAdansonia suarezensisおよびAdansonia grandidieriは保全状況にさらなる注意を払うべきであり、Adansonia zaは、国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種レッドリストで「深刻な危機(CR)」に分類されているAdansonia perrieriに悪影響を与えやすいことを踏まえると、その個体群を徹底的に監視する必要があると、我々は提案する。

