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分子生物学:イネにおいてユビキチンブレーキの解除はOsCERK1誘導性免疫を活性化する

Nature 629, 8014 doi: 10.1038/s41586-024-07418-9

植物のパターン認識受容体は、微生物関連分子パターンを認識して、免疫シグナル伝達を活性化する。パターン認識受容体キナーゼCERK1の活性化は免疫に不可欠であるが、病原体が存在しない場合に受容体キナーゼを厳密に抑制することは、自己免疫を防ぐために重要である。今回我々は、イネにおいて、UボックスユビキチンE3リガーゼであるOsCIE1が、OsCERK1を抑制する分子ブレーキとして機能することを見いだした。恒常性状態では、OsCIE1はOsCERK1をユビキチン化し、そのキナーゼ活性を低下させる。微生物関連分子パターンであるキチンの存在下では、活性なOsCERK1はOsCIE1をリン酸化してそのE3リガーゼ活性を阻害することで、ブレーキを解除して免疫を促進する。OsCIE1のUボックス内にあるセリンのリン酸化は、OsCIE1とE2ユビキチン結合酵素の相互作用を防ぎ、リン酸化スイッチとして機能する。このリン酸化部位は、植物から動物までE3リガーゼに保存されている。我々の研究は、動的な免疫調節を可能にする、リガンドによって解除されるブレーキを特定している。

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