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気候科学:積雪が減少した世界における河川流の季節変動

Nature 629, 8014 doi: 10.1038/s41586-024-07299-y

気候温暖化は、寒冷な地域において雪を雨へ変え、雪塊のダイナミクスを変えて河川流に影響を及ぼし、生態系サービスの多くの側面に難題をもたらしている。簡単な概念モデルは、雪として降る降水の割合(降雪割合)が低下すると、冬季に蓄えられる固体の水が少なくなり、融雪と河川流の両方の盛期がより早くなることを示している。しかし、降雪割合の変化に対する河川流パターンの応答はよく分かっていない。本論文で我々は、降雪割合が低下すると、河川流質量の中心時期が早くなったり遅くなったりする可能性があることを示す。我々の結果は、北半球全域の積雪に影響を受ける3049カ所の集水域における1950〜2020年の河川流測定の分析に基づいており、平均降雪割合が、降雪割合の低下に対する季節応答を調節していることを示している。特に、降雪割合の低下に伴う河川流の時期の時間的変化は、積雪の多い集水域では河川流の時期が早くなり、より積雪が少ない集水域では遅くなるという勾配を明らかにしている。さらに、河川流の時期と季節変化の経年変動は、時間と空間の両方にわたって降雪割合が低下するにつれて増大していた。今回の知見は、「積雪が少ないと河川流の時期が早くなる」という経験則を修正し、代わりに、積雪が減少した世界では季節的な河川流の状況が複雑に進化することを示している。

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