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微生物学:DNAグリコシラーゼは原核生物において抗ウイルス防御を付与する
Nature 629, 8011 doi: 10.1038/s41586-024-07329-9
細菌は、多種多様な防御システムを進化させることで、ファージの捕食に適応してきた。抗ファージ免疫遺伝子はバイオインフォマティクスツールを用いて特定することができるが、新規なシステムの発見は、利用可能な原核生物の塩基配列データに限定されている。今回我々は、この限界を克服するために、土壌メタゲノムDNAライブラリーを持つ大腸菌(Escherichia coli)に、溶菌性大腸菌ファージT4を感染させて、防御遺伝子を持つクローンを単離した。この手法に従って特定されたBrig1は、DNAグリコシラーゼの一種で、バクテリオファージT4ゲノムから、α-グルコシル-ヒドロキシメチルシトシンという核酸塩基を切り出して、脱塩基部位を作り出し、ウイルスの複製を阻害する。T偶数ファージに対する免疫を付与するBrig1ホモログは、細菌の異なるクレードにわたって複数のファージ防御座位に存在する。我々の研究は、塩基配列の解読されていないDNAをスクリーニングすることの有益性をはっきりと示し、原核生物のDNAグリコシラーゼが、細菌とファージの軍拡競争において重要な役割を担っていることを明らかにしている。

