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細胞生物学:加齢するヒト骨格筋の多モード細胞アトラス

Nature 629, 8010 doi: 10.1038/s41586-024-07348-6

筋肉の萎縮と機能低下(サルコペニア)はフレイルの一般的な症状であり、高齢者にとって罹病や死亡の重要な要因である。サルコペニアの原因となる分子機構の解明は、ヒトの加齢を理解する上で重要な意味を持つ。しかし、骨格筋ニッチの不均一性(筋繊維が最も多い)の特性解析や、よく特徴付けされたヒト試料の入手が難しいことなどにより、進展は遅れている。本研究で我々は、健康状態とフレイル度の異なる15〜99歳の被験者から採取した38万7000個以上の細胞/核を含む、ヒト肢骨格筋の単一細胞/単一核のトランスクリプトームとクロマチン接近性のマップを作製した。我々は、高齢者で新たに生じるものを含め、細胞集団が加齢に伴ってどのように変化するのかを説明し、これらの変化に関連した細胞特異的な特徴と多細胞性ネットワークの特徴をトランスクリプトームレベルとエピジェネティックレベルで報告する。我々はまた、遺伝学的データとの相互比較に基づいて、サルコペニアに対する感受性を特徴付けるクロマチン構造の主要な要素を特定した。我々の研究は、晩年において医学的介入、薬理学的介入、生活様式への介入に適した骨格筋における標的を見つけ出すための基盤となる。

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