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細胞生物学:アンドロゲンによって単一細胞の精度で調節される性差

Nature 629, 8010 doi: 10.1038/s41586-024-07291-6

哺乳類の複雑な形質では性差が広く見られ、これらはアンドロゲンと密接に関わっている。しかし、性差とアンドロゲンによるその調節については、分子レベルおよび細胞レベルでの特徴が明らかになっていない。今回我々は、ハツカネズミ(Mus musculus)の17の組織から得た230万個を超える細胞からなる高次元の単一細胞トランスクリプトームアトラスを作製し、性別とアンドロゲンが分子プログラムと細胞集団に与える影響を詳しく調べた。その結果、性差のある免疫遺伝子発現と2型自然リンパ球のような免疫細胞集団が、アンドロゲンによって調節されていることが分かった。英国バイオバンクのデータセットと組み合わせることによって、性差のある疾患に関して細胞標的候補が判明し、抗原提示ではリスク遺伝子が多く含まれることが明らかになった。今回の研究によって、アンドロゲンによって調節される性差について理解するための基盤が整い、アンドロゲン経路を標的とすることが性差のある疾患に幅広く有効な治療戦略になることを示す重要な証拠が得られた。

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