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神経科学:自由行動中のアカゲザルにおける社会的学習中の視覚野と前頭前野の相互作用

Nature 627, 8002 doi: 10.1038/s41586-024-07084-x

社会的相互作用は日常生活の普遍的な側面であり、これは、同種個体からの視覚手掛かりを解釈して、それに応答することで獲得される。しかし、この考え方は一般的に受け入れられているものの、視覚情報をどのように用いれば、協力するという意思決定が導かれるのかは不明である。今回我々は、社会的協力行動をしている自由行動中のアカゲザルにおいて、眼球運動事象のワイヤレス記録と同時に、視覚野と前頭前野のニューロン集団におけるスパイク活動をワイヤレスで記録した。その結果、サルが協力を学習するにつれて、視覚野と実行領域は、各領域のニューロン間で社会的に関連する情報を分配することにより、同種や報酬などの社会的変数の表現を改良させた。ニューロン集団の活動の解読からは、社会的手掛かりを見ることが協力の決定に影響することが明らかになった。社会的事象の学習は、視覚野ニューロンと前頭前野ニューロン間での協調的なスパイクを増加させ、これは、社会的手掛かりや協力決定を符号化するニューロン集団の精度の向上と関連していた。これらの結果は、自然な環境に置かれた自由行動中のアカゲザルでは、視覚野と前頭前野間のネットワークが、関連する感覚情報を優先的に扱い、社会的相互作用の学習を促すことを示している。

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