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環境科学:米国沿岸の消滅しつつある都市
Nature 627, 8002 doi: 10.1038/s41586-024-07038-3
米国の海岸線に沿った海水準は、2050年までに0.25~0.3 m上昇すると予測されており、大都市におけるより破壊的な洪水と浸水の確率が高くなっている。しかし、こうした影響は海岸沈降(沿岸陸域の沈下)によって悪化する可能性があるが、この要因は、沿岸域管理政策や長期的な都市計画では過少評価されることが多い。今回我々は、高分解能の地盤の鉛直動(すなわち、地面の上昇や沈下)と標高のデータセットを海水準上昇の予測と組み合わせて、米国沿岸の主要な32都市における浸水の可能性のある面積を定量化した。我々は、現在の海岸保全構造物を考慮しても、2050年までに新たに1006〜1389 km2の土地面積が相対的な海水準上昇の脅威にさらされ、5万5000~27万3000人の人々と3万1000~17万1000件の不動産が脅かされることを示す。今回の分析結果は、都市内の空間的に変動する地盤沈下を考慮しないと、起こり得る曝露の予測が不正確になることを示している。これらの潜在的影響は、米国の沿海都市の大半で正しく認識されていない適応課題の規模を示している。

