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医学研究:喫煙は適応免疫を変化させて持続的な影響をもたらす

Nature 626, 8000 doi: 10.1038/s41586-023-06968-8

免疫応答は個人ごとに大きく異なり、その固有の変動性では年齢、性、遺伝的要因が大きな役割を担っている。しかし、サイトカインの分泌(免疫チャレンジに対する宿主応答の重要な要素)にそうした差異を生じさせている変数は、あまり明らかにされていない。今回我々は、136の変数を調べた結果、喫煙、サイトメガロウイルス潜伏感染、BMI(ボディーマス指数)がサイトカイン応答の変動性の大きな誘因であり、その影響の大きさは年齢、性、遺伝的性質と同程度であることが明らかになった。喫煙は、自然免疫応答と適応免疫応答の両方に影響を与えることが分かった。特に、自然免疫応答への影響は禁煙後速やかに消失し、血漿CEACAM6レベルと特異的に関連しているのに対し、適応免疫応答への影響は禁煙後も長く持続し、エピジェネティック記憶と関連していることは重要である。これは、サイトカイン応答に対する過去の喫煙の影響と、特定のシグナルのトランス活性化因子および代謝調節因子のDNAメチル化との関連によって裏付けられた。我々の知見は、サイトカイン分泌の変動性と関連する3つの新たな変数を特定し、短期および長期の免疫応答調節における喫煙の役割を明らかにしている。今回の結果は、感染症やがん、自己免疫疾患の発症リスクに対して臨床的な意味を持つ可能性がある。

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