Review

免疫療法:ナチュラルキラー細胞療法

Nature 626, 8000 doi: 10.1038/s41586-023-06945-1

ナチュラルキラー(NK)細胞は、自然免疫系のリンパ球である。NK細胞の重要な特徴は、特に腫瘍細胞やウイルスに感染した細胞など、異常を来したさまざまな種類の細胞を認識する能力である。NK細胞は、細胞標的に対する両方の直接的エフェクター機能を組み合わせ、多数の細胞による免疫応答の発生、形成、維持に関与している。我々の理解が深まるにつれて、NK細胞に着目したいくつかの治療戦略が考案されており、現在、前臨床研究から臨床試験に至るまで、さまざまな開発段階にある。本論文で我々は、ヒトにおけるNK細胞の複雑な生物学的性質を詳細に検討し、がん免疫におけるNK細胞の役割を明らかにする。また、免疫チェックポイント阻害剤、NK細胞エンゲージャー、そして事前に活性化されたNK細胞製剤または遺伝的に改変されたNK細胞製剤、自己あるいは同種異系のNK細胞製剤の注入によるNK細胞免疫の利用についても解析する。

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