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気候科学:2002〜2019年に熱帯低気圧にさらされた人々の全球プロファイル

Nature 626, 7999 doi: 10.1038/s41586-023-06963-z

熱帯低気圧は、生活や公衆衛生に広範な影響を及ぼし、その影響は、その後数年にわたって継続することが多い。人口統計学的および社会経済学的なプロファイルと熱帯低気圧にさらされた人々の脆弱性を特徴付けることは、将来の熱帯低気圧に伴う健康などへのリスクを評価するのに重要である。熱帯低気圧への曝露の見積もりは、全球的ではなく地域別に行われることが多く、人々の脆弱性を考慮していない。今回我々は、空間分解した各年の人口統計学的見積もりと熱帯低気圧の風速場の見積もりを組み合わせて、2002〜2019年に熱帯低気圧にさらされた人々の全球プロファイルを構築した。その結果、毎年約5億6000万人の人々が熱帯低気圧にさらされており、そうした人々の数は、調べた期間にわたって全てのサイクロン強度で増加していることが見いだされた。熱帯低気圧にさらされた人々の年齢分布は、2000年代初めと比較して近年では5歳以下の子どもから60歳以上の高齢者へと移行していた。熱帯低気圧にさらされた人々は、同国内のさらされていない人々より社会経済的に困窮しており、この関係は、より強度の高い嵐にさらされた人々ほど顕著だった。今回の結果は、熱帯低気圧にさらされた人々のパターンと脆弱性を特徴付けることによって、緩和戦略を特定し、熱帯低気圧の全球的負荷と将来のリスクを評価するのに役立ち得る。

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