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惑星科学:土星の衛星ミマス内部に最近になって形成された海

Nature 626, 7998 doi: 10.1038/s41586-023-06975-9

全球規模の海を持つ可能性のある衛星は、太陽系で比較的ありふれた天体になりつつある。こうした長寿命の全球的な海の存在は、一般的に内部ダイナミクスによる表面変成によってあらわになる。従って、ミマスは全球規模の海の存在を探すには、最も可能性の低い場所である。本論文で我々は、ミマスの近点移動に特に注目した、探査機カッシーニのデータに基づくミマスの軌道運動の詳細な解析から、クレーターが非常に多い氷殻の下には、20~30 kmの深さに全球的な海が隠れていることを明らかにする。離心率の減衰から、この海がその誕生から2500万年を経ていない可能性が高く、まだ進化していることが示唆された。今回のシミュレーションでは、海と氷の境界がごく最近(300万~200万年前より後)になって30 km未満の深さに到達したことが示されており、この期間は、ミマスの表面に活動の兆候が現れるには短過ぎる。

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