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物性物理学:ツイスト2層ファンデルワールス系における整合性の調整

Nature 625, 7995 doi: 10.1038/s41586-023-06904-w

2層ファンデルワールス系モアレ超格子は、小さなねじれ角(ツイスト角)で形成され、ほぼ並進対称性の長波長パターンを生じる。ツイスト角(θt)が大きいと、モアレパターンは、少数の個別の角度を除いて一般的に不整合である。今回我々は、大角度ツイスト2層系が、全く異なるプラットフォームをもたらすことを示す。より具体的には、ツイスト2層二セレン化タングステンを用いることによって、θt = 30°で不整合な12角形準結晶と、θt = 21.8°および38.2°で整合なモアレ結晶を作製した。バレー分解走査型トンネル分光法によって、並進対称性を持つモアレ結晶と、並進対称性の破れた準結晶で異なる挙動が示された。特に、Kバレーは、価電子帯上端近傍でのミニギャップ形成に例示される豊かな電子構造を示している。今回の発見は、ツイスト角が大きい2層系が、小さなツイスト角で形成された2層系の枠を超えたモアレ物理を探究するための設計プラットフォームをもたらすことを実証している。

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