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環境科学:人工衛星マッピングによって明らかになった海洋における広範な産業活動
Nature 625, 7993 doi: 10.1038/s41586-023-06825-8
世界の人々は、食料、エネルギー生産、国際貿易を、ますます海洋に依存するようになっているが、海における人間の活動は十分に定量化されていない。今回我々は、人工衛星画像、船舶のGPSデータ、深層学習モデルを組み合わせて、世界の沿岸域における2017〜2021年の産業用船舶の活動と洋上のエネルギーインフラの位置をマッピングした。その結果、世界の産業用漁船の72~76%は公的に追跡されておらず、そうした漁業の大半が、南アジア、東南アジア、アフリカで行われていることが見いだされた。我々はまた、輸送船とエネルギー運搬船の活動の21~30%が、公的な追跡システムから抜け落ちていることも見いだした。全球的には、漁業は2020年に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)が始まった時に12 ± 1%減少し、その後、2021年まではパンデミック前の水準に回復しなかった。対照的に、同時期の輸送船とエネルギー運搬船の活動は、比較的影響を受けていなかった。洋上風力は急速に成長しており、風力タービンの大半は海洋の狭い地域に限定されているが、2021年には石油施設の数を超えた。海洋の産業化に関する今回のマップは、海洋における最も広範かつ経済的に重要な人間活動の一部における変化を明らかにしている。

