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環境科学:隆起した泥炭地の形態の統一的説明
Nature 625, 7993 doi: 10.1038/s41586-023-06807-w
隆起した泥炭地、すなわちボグは、緩やかに盛り上がった地形で、全体が有機物からなり、保存している単位面積当たりの炭素が陸上生態系の中で最も多い。ボグの形状は、そのドーム状の形態によってボグが貯蔵する炭素の大半が説明され、人為的な排水後の温室効果ガスの排出や火災を止める介入に対してどのように応答するかが決まるので、極めて重要である。しかし、ボグの形態を推測する一般的な理論は、まだない。今回我々は、ボグに共通する過程に基づく方程式によって、アラスカから、熱帯、さらにはニュージーランドまで、さまざまなバイオームにわたるボグの形態が説明されることを示す。長期的な平衡形状のみを記述しようと試みたために大半のボグに適用できなかった、ボグ形態の以前のモデルとは対照的に、今回の手法はそうした仮定をしていないため、単一の標高トランセクトなどの標高のサンプルからボグの完全な形状を推測できる。今回の知見によって、地球史を通した、ボグの形態、水文学的性質、炭素貯蔵を定量的に推測するとともに、世界中の損傷を受けたボグに再び水を通すことによる自然な気候対策を計画するための基礎が得られる。

