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生化学:スプライシングの際のイントロンの触媒作用と動態についての構造的知見

Nature 624, 7992 doi: 10.1038/s41586-023-06746-6

グループIIイントロンリボ核タンパク質は、スプライソソームによく似た多数の機構を持つ原型的なスプライシング系で、その中にはラリアット(投げ縄)構造のあるイントロンの除去が含まれる。分枝形成はRNA代謝に重要だが、この過程の構造面からの解明はいまだになされていない。今回我々は、スプライシング経路の途中で捉えた3種類の単一粒子クライオ電子顕微鏡構造の包括的な解析を行った。これらの構造から、分枝部位のアデノシンを特定して重要な官能基を配置し、ラリアット構造形成を触媒して、協調されたエキソン連結を行わせる分子相互作用ネットワークが明らかになった。またこれらの構造から、分枝形成段階からエキソン連結段階への移行を促進する、分枝ヘリックスのコンホメーション再編成とスプライス部位交換の機構も明らかになった。今回の知見によって、スプライシングの進化の手掛かりが得られ、メッセンジャーRNA前駆体スプライシング装置の構造成分、触媒機構、動的戦略が長い年月の間保存されてきたことがはっきりした。

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