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進化学:景観の動態と顕生代における生物圏の多様化

Nature 624, 7990 doi: 10.1038/s41586-023-06777-z

生物圏の長期的な多様化は、物理的な環境の変化に応答する。しかし、顕生代の初期において、大陸で生命の多様化が始まったのは海洋よりも遅い時期で、それはほぼ単調なものであった。これに対し、海洋の生命は時代とともに多数の属の増減を経て多様化した。地球力学的および気候的な強制力の変化に関する包括的な評価では、地球上の生命進化の長期的なパターンに関して統一理論は得られていない。今回我々は、気候モデルとプレートテクトニクスモデルを組み合わせて、地球景観の発展を顕生代全体にわたって数値的に再構築し、これを海洋動物および陸上植物の属レベルの古多様性データセットと比較した。その結果、生物多様性は景観の動態に強く依存しており、景観動態は大陸領域でも海洋領域でも常にそれらの環境収容力を決定付けてきたことが示された。海洋では、多様性は、一次生産に栄養素を供給する河川堆積物のフラックスに密接に適応していた。これに対し陸上では、植物の多様化は、大陸の表面が広大な内陸流域の堆積物被覆で作り替えられるまでは不毛な土壌条件によって妨げられていたが、堆積物の被覆によって土壌依存性の有根植物相の発展が促進されて、景観の多様性が増すにつれ、そうした植物相の発展がさらに促進された。

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