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細胞生物学:ストレス顆粒は損傷を受けたエンドリソソーム膜をふさぎ安定化させる

Nature 623, 7989 doi: 10.1038/s41586-023-06726-w

細胞内膜の損傷は、真核細胞にとって有害なストレスの一種である。この脅威に対処するため、細胞には、損傷を修復して細胞の恒常性を回復させる機構が備わっている。また細胞内膜の損傷は、細胞小器官の不安定性にもつながるが、細胞が損傷した細胞内膜を安定化して膜の修復を可能にする機構は解明されていない。今回我々は、in vitro研究とin cellulo研究を計算モデル化と組み合わせることにより、生体分子凝縮物であるストレス顆粒が、細胞内膜損傷部位に素早く形成され、破裂した膜を安定化させる栓として働くという生物学的機能を明らかにした。機能としては、ストレス顆粒の形成と膜の安定化によって、ESCRT(endosomal sorting complex required for transport)依存的機構と非依存的機構の両方を介して、損傷を受けたエンドリソソームの効率良い修復が可能になることが実証された。さらに、ヒトマクロファージでストレス顆粒形成を阻害すると、宿主内での生存に細胞内膜の損傷を利用するヒト病原体である結核菌(Mycobacterium tuberculosis)を許容する環境が作り出されることも明らかになった。

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