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免疫学:上皮IFNγシグナル伝達と区画化された抗原提示が腸管免疫を調整する

Nature 623, 7989 doi: 10.1038/s41586-023-06721-1

全ての有核細胞は主要組織適合遺伝子複合体Iおよびインターフェロンγ(IFNγ)受容体を発現しているが、上皮細胞特異的な、IFNγシグナル伝達や主要組織適合遺伝子複合体Iによる抗原提示の機能は調べられていない。今回我々は、大腸上皮細胞がIFNγを感知すると、病原体抗原および自己由来抗原をコグネイトな上皮内T細胞(上皮バリアに厳密に位置している)に生産的に提示することを示す。上皮細胞による抗原提示は、コグネイトな上皮内T細胞に細胞外ATPアーゼを発現させ、これにより細胞外でのアデノシン三リン酸の蓄積を制限して、その結果、組織マクロファージにおけるNLRP3インフラマソームの活性化が起こらなくなる。対照的に、組織マクロファージによる抗原提示と共に、インフラマソーム関連のインターロイキン1αおよびインターロイキン1βの産生は、in vivoでCD4+ T細胞から顆粒球–マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)産生T細胞への病原性形質転換を促進し、これが大腸炎や大腸がんを促す。まとめると我々の研究は、in vivoにおいて病原性CD4+ T細胞応答の発生を制御する、上皮細胞によるIFNγ感知と抗原提示を必要とする重要なチェックポイントを明らかにしている。

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