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保全:中国の在来野生生物の違法な捕獲に関する評価

Nature 623, 7985 doi: 10.1038/s41586-023-06625-0

野生生物の違法な捕獲・採取および取引が、世界の生物多様性と公衆衛生に対する重大な脅威となっている。中国は、外国で違法に入手された野生生物の重要な仕向地として広く認識されているが、国内での違法な捕獲にはほとんど注意が向けられてこなかった。今回我々は、2014年1月~2020年3月の中国における裁判の評決の全国的データベースから、違法な捕獲に関する有罪判決9256件を抽出した。これらの有罪判決は、中国に生息する両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類の全ての種の21%(n = 673)の違法な捕獲に関するものであり、これらの分類群の絶滅危惧種の25%が含まれていた。サンプルサイズに基づく外挿からは、この期間に違法に捕らえられた種がさらに多いことが示された。全ての分類群では体重や生息域のより大きな種が、両生類と鳥類では都市の市場の近傍に生息する種が、有罪判決のデータベースに出現する蓋然性が高かった。これらの有罪判決は、商業目的の違法な捕獲に関連するものが圧倒的であり、中国全土の全ての主要な生息場所が関わっていた。少数の有罪判決が、捕獲された動物の個体数の大部分を占めていることから、大規模な商業的密猟活動の存在が指摘される。都市の市場に近い地区ほど、有罪判決の密度が高く、捕獲動物の個体数が多かった。今回の結果は、違法な捕獲が、中国全土の生物多様性に対する、これまで見過ごされてきた大きな脅威であることを示唆している。

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