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天文学:初期宇宙の非常に明るい銀河の確認と反論
Nature 622, 7984 doi: 10.1038/s41586-023-06521-7
宇宙史の最初の5億年間で最初の星と銀河が形成され、宇宙に重元素の種をまき、やがて銀河間物質を再電離させた。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)による観測によって、初期の星形成銀河の候補天体が驚くほど多く発見され、これらの銀河のマルチバンド測光で見積もられた距離(赤方偏移z)はz ≈ 16で、JWST以前の限界をはるかに超えている。それらの測光赤方偏移は一般に確実であるが、縮退や時には致命的な誤りという問題を抱える場合もある。これらの放射源を検証し、銀河形成モデルや宇宙論を絞り込むことができる物理特性を高い信頼性で定量化するには、分光学的測定が必要である。今回我々は、JWSTによる分光観測によって、z > 11の2個の非常に明るい銀河の赤方偏移を確認するとともに、z ≈ 16と示唆された別の候補天体が実際にはz = 4.9の位置にあることも実証し、この候補天体が、星雲輝線放射と、はるかに遠方の天体に予測される色に似た塵による赤化という、一般的でない組み合わせを伴っていることを報告する。こうした結果は、著しく明るい銀河の初期の急速な形成の証拠を補強するとともに、分光学的な検証の必要性を浮き彫りにしている。多数の明るい初期銀河は、現在の銀河形成モデルの欠点か、後の時代に当てはまると一般に考えられている物理学的性質(恒星の初期質量関数など)からのずれを示している可能性がある。

