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量子物理学:1T-TaS2における金属–絶縁体転移の共振器媒介熱的制御
Nature 622, 7983 doi: 10.1038/s41586-023-06596-2
量子物質を光共振器内に配置すると、光と物質の弱い結合と強い結合の両方によって、物質の協同的量子特性を制御する他に類を見ないプラットフォームが得られる。今回我々は、相関固体物質における金属–絶縁体相転移の可逆的共振器制御の実験的証拠を報告する。我々は、極低温チューナブルテラヘルツ共振器内に電荷密度波物質1T-TaS2を組み込み、共振器ミラー間の距離とそれらの配向を機械的に調整することによって、試料温度の大きな変化に伴う、伝導性挙動と絶縁性挙動の間の切り替えが得られることを示した。観測された大きな熱的変化は、共振器のスペクトルプロファイルによって物質と外部電磁場の間のエネルギー交換が変化するというパーセル様シナリオを示している。今回の知見は、電磁環境を操作することによって量子物質の熱力学と巨視的輸送特性を制御する機会をもたらす。

