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天文学:最も若い星からのアウトフローはほとんどが分子からなる

Nature 622, 7981 doi: 10.1038/s41586-023-06551-1

星や惑星の形成は、物質の集積、すなわち降着だけでなく、数パーセクに及ぶことがある極超音速ジェットの形での物質の放出も伴っている。降着とジェットの活動には相関関係があり、若い星はその質量の大部分を初期に急速に獲得するので、最も強力なジェットは最も若い原始星と関連付けられている。しかし、この時期は、原始星とその周辺が何等級もの可視光の減光の背後に隠れる時期と重なる。ミリ波干渉計はこの段階を調べることができるが、それは最も低温の成分に限られている。ジェットを構成する最も高温(1000 K以上)の成分、つまり、ジェットの骨格を構成すると考えられている原子ガス、電離ガス、高温分子ガスに関する情報は得られない。そのような骨格部分の検出は、塵の覆いを透過できる赤外線での観測が頼りである。本論文で我々は、誕生から最大でも104年の数倍であった頃の太陽の類似天体からのアウトフローであるハービッグ・ハロー211の、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)による近赤外線観測の結果について報告する。今回の観測結果によって、高温の分子からの大量の放射が明らかになり、20年近く前にスピッツァー宇宙望遠鏡によって発見された「グリーン・ファジー」の起源が説明された。このアウトフローは、より進化した対応天体に比べて低速で伝播していることが見いだされ、また、意外にも原子ガスや電離ガスからの放射の痕跡はほとんど見られないことから、その骨格がほぼ純粋に分子で構成されていることが示唆されている。

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