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進化学:ジュラ紀の新たな陸上動物相に属する新種の鳥群獣脚類

Nature 621, 7978 doi: 10.1038/s41586-023-06513-7

鳥類は後期ジュラ紀の非鳥群獣脚類恐竜を祖先とするが、この進化過程の最初期に関しては化石記録が極めて少なく、時空間的に限定されているため、解明が進んでいない。鳥群系統で初期に分岐した種に関する情報は、鳥類の特徴的なボディープランの進化を理解し、鳥類の起源を巡る系統発生学的論争を解決するのに不可欠である。本論文で我々は、層序的に最も新しく地理的に最も南方のジュラ紀鳥群の一種である、中国のチトニアン期の地層で発見された新属新種Fujianvenator prodigiosusを報告する。この標本は、他のステム群鳥群やトロオドン類、ドロマエオサウルス類と共通する独特な組み合わせの形態的特徴を示し、鳥群系統の基部における進化的なモザイク現象の影響を明らかにしている。F. prodigiosusは、特に長い後肢を有していたという点で、中生代の他の全ての鳥群および非鳥群獣脚類とは異なる。これは、地上性または水辺を歩く生活様式を示唆しており、樹上や空中の環境への形態的適応を示す他の初期鳥群とは対照的である。F. prodigiosusが発見された福建省政和県(Zhenghe)での野外調査において、我々は、真骨類やカメ類、コリストデラ類など、水生および半水生の種が支配的な、多様な脊椎動物群を発見した。この化石産地における化石含有層準の年代は、in situでの放射性同位体年代測定と層序学的調査により1億5000万〜1億4800万年前と推定され、我々はこの化石群を「政和動物相」と名付けた。政和動物相の多様性およびその精密な編年の枠組みは、後期ジュラ紀の陸上生態系に関して重要な知見をもたらすと考えられる。

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