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化学:可逆的C–Hサンプリングによるシアノ基の官能基位置変換

Nature 620, 7976 doi: 10.1038/s41586-023-06347-3

官能基を導入、除去、操作する化学変換は、合成化学では広く行われている。ある官能基を別の官能基と交換する従来の官能基相互変換反応とは異なり、官能基の位置だけを変える変換反応は、はるかに研究例が少ない。今回我々は、光触媒を用いる可逆的C–Hサンプリングによって、一般的なニトリル類で、シアノ(CN)基と活性化されていないC–H結合との直接の位置交換を可能にする、官能基位置変換反応を報告する。この反応は、多くの場合、従来のC–H官能基化における固有の部位選択性に反して、1,4-CN位置変換について高い忠実度を示した。我々はまた、環系の直接渡環CN位置変換によって、他の方法では得ることが容易でない有用な構造が得られることも報告する。我々は、CNと主要なCN位置変換段階の合成的汎用性を利用した、生物活性分子の構成要素の簡便合成の例を示す。さらに、C–Hシアノ化とCN位置変換を組み合わせることによって、従来とは異なるC–H誘導体の合成が可能になった。まとめると、今回報告した反応は、部位選択的C–H開裂段階を必要とせずに部位選択的C–H変換反応を実現する方法である。

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