Article
材料科学:光起電力技術向けホルムアミジニウムペロブスカイトにおける配向核生成
Nature 620, 7973 doi: 10.1038/s41586-023-06208-z
ホルムアミジニウムヨウ化鉛(FAPbI3)ペロブスカイトの黒色相は、高効率光起電力材料として非常に有望だが、室温ではエネルギー的に有利でなく、結晶化時には常に、好ましくない黄色相が黒色相と共に存在する。この問題は、ペロブスカイトの高速結晶化工程の策定や、黒色相FAPbI3の形成に関する指針の作成を困難にしている。今回我々は、ペロブスカイト結晶化工程のin situモニタリングを用いて、配向核生成機構が、好ましくない相の存在の回避や、さまざまな膜処理シナリオにおける光起電力デバイスの性能向上に役立ち得ることを報告する。結果として得られたデバイスは、25.4%の実証電力変換効率(認証効率25.0%)を示し、面積27.83 cm2のモジュールは、21.4%という優れた認証開口効率を達成した。

