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がんゲノミクス:がんの異数性は主に腫瘍適応度に対する影響によって形作られる

Nature 619, 7971 doi: 10.1038/s41586-023-06266-3

異数性は、染色体全体または染色体腕全体の不均衡であり、がんゲノムで見られる最も一般的な変化である。しかし、異数性の普遍性が選択によるものなのか、あるいはパッセンジャー事象が起こりやすいことに起因するのかは、まだ議論が分かれている。今回我々は、テロメア側またはセントロメア側のコピー数変化の長さ分布を調べることにより、有利または不利な適応度の影響下にある座位を特定する手法「BISCUT」を開発した。これらの座位は、局所的なコピー数事象の解析では検出されなかった遺伝子を含め、既知のがんドライバー遺伝子に有意に濃縮しており、多くの場合で細胞系譜特異的だった。BISCUTによって、ヘリカーゼをコードするWRN遺伝子が、染色体8p上のハプロ不全腫瘍抑制遺伝子であることが突き止められ、これは複数の証拠により裏付けられた。我々はまた、異数性の促進における選択と機械的バイアスの役割を正式に定量化し、染色体腕レベルのコピー数変化の割合は、細胞適応度に対するそれらの影響と最も高度に相関していることを明らかにした。これらの結果は、異数性の背後にある原動力とそれらの腫瘍形成への関与に関して洞察を与えるものである。

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